FUJITSU FMV-5100C3 改造記
DESK POWER FMV-5100C3 ATX化計画
since 2002.11.19
Last up date 2006/01/16



いつもお世話になっている、「みね」さんより
FMV-5100C3のジャンクを格安で譲っていただきました。

今回は、このFMV-5100C3の復活および、改造をしていきたいと思います。

改造するにあたって、どうせなら「みね」さんから
譲り受けたものを中心に、パーツの構成を組んでみようと考えています。

改造前
改造後
OS :
Windows 95 Windows 98 Secod Edition
CPU:
Intel Pentium 100MHz AMD K6-2/500MHz
M/B:
FMV-5100C3 (LPX) GIGABYTE GA-5AX Rev5.2 (ATX)
メモリ :
16MB(8MB×2) SD-RAM 192MB
128MB PC100/CL2×1
64MB PC133/CL3×1、
HDD1:
850MB (Enhanced IDE) Aptiva 243 純正 6GB
HDD2:
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----
CD:
4倍速(ATAPI仕様) FMV-5100C3 純正
Video:
ATI社 Mach64-264CT PowerWindow 3DV−2M
SOUND:
Creative製SB16 DIAMOND Monster MX200 PCI
LAN:
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I・O DATA ET100-PCI-S
電源:
FMV-5100C3 純正AT電源 CWT SFX-200PS3C-TL 200W(変型ATX)

また、この FMV の改造には、「超弩級改造術」の改造を参考にさせて頂きました。
こちらのページには、寸法など詳しく書かれていますので大変助かりました。


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まずは、改造前の様子です。

 一体型のパソコンを改造するにあたって、モニターの電源と
映像出力がどのよになっているのかが問題です。

 もし、本体内部で電源と映像出力がM/Bなどに直接つながれている場合は、私のような未熟ものでは改造出来ないでしょう。

 その点、FMV-5100C3のモニター部は、電源をシステムの電源のサービスコンセントから取るようになっていて、映像出力はI/Oパネルから取るようになっていました。

 そして、モニター自体のスイッチは無く、映像が出力されると自動的に電源が入る仕組みになっていました。

 本体背面の3つのねじをはずすと、シャーシ部分が取り出せます。
 M/Bは、LPX規格だと思われます。

 このケースには、5インチベイ×1、3.5インチ×3(内シャドウ×2)が在り、結構拡張性があります。

 さて、このケースにATX規格のGA-5AXが収まるでしょうか。

 全ての構成パーツを、取り除きました。

 

 GA-5AXを、仮に置いてみましたが、赤い部分がシャーシに干渉してしまいました。

 これは、シャーシを切断するしかないようです。

 先日買っておいた、ハンドニブラーが役に立ちそうです。


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では、改造に取り掛かりましょう。

 ハンドニブラー

GT01 ハンドニブラー \1,900

PC-Geekという通販で購入。

 M/Bに干渉する部分を、赤ペンで書いて、ハンドニブラーでどんどん切断していきます。

 鉄ノコでするより、綺麗に安々と切断出来てしまいます。

 しかし、これだけの切断を繰り返していると、いくら手の皮の厚い私でも水ぶくれになりそうなので、皮製の手袋をしたほうがよいでしょう。

 シャーシの切断が完了し、もう一度M/Bを仮置きしてみました。

 残さなければならないネジでの接合部分が、ギリギリ メモリーに当たりそうですが、なんとかなりそうです。

 

ほとんど現物合わせで、作業を進めるpinとしては、日常茶飯事の出来事でした。 (^^;

 ですから、どこをどの寸法で切断していったかは、聞かないで下さい。 ( ̄▽ ̄*)ゞ


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次は、M/Bと拡張カードパネルの固定です。

 FMV-5100C3のシャーシは、本体(モニター共通)に取り付けるときに、底に突起があっては入らない構造になっています。

 本来なら底板に直接タップを切って、6角スペーサーを取り付けたい所ですが、今回はタップを切ったスペーサーを底板に両面テープで固定しました。

 スペーサーはGigativaE2Aの背面FAN を取り付けたときに使った2mm厚のアルミ板を2cm四方の二枚重ねで作りました。

 6角スペーサーは、インチタイプのタップをまだ購入していないので、ミリタイプのものを買ってきました。

 6角スペーサーは、ネジの部分が5mmあったのでワッシャーを1枚かましました。
 取り付けた様子です。

 もともと付いていた、スペーサーよりも高くして、M/Bのショートを防ぎました。

 拡張カードパネルは、作ろうかどうしようかと考えていましたが、ほったらかしになっているAptiva 2168-N71 の背面を見てみると、拡張カードパネルが取り外せるようになっていました。

 「これはいけるぞ!」っと、さっそく外してみました。
(Aptivaチャン ごめんね!)

切断前
 そして、シャーシ背面をハンドニブラーでポキポキと切り抜いて拡張カードパネルをすこっとはめました。

 お決まりですが、現物合わせのため、寸法は測ってませーん

切断後
 「おーーっと、これは結構早く完成しそうだ!!」っと、にんまりしてしまいました。 o(^-^)o


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電源の固定

 次は、電源を取り付けます。

 M/BをNLXからATXへ変更したため、CPUの位置が電源の真下ということに成りました。

 通常のATX電源ならば、CPUファンに完全にぶち当たってしまします。干渉というどころではありません。

 そこで、このFMV-5100C3と一緒に、みねさんから譲っていただいた、ちょっと変わった形の電源が役に立ちそうです。

 ご覧のようにL型になったATX電源です。

 こんなの始めて見ました。みねさんも、こういう風に使おうと思って購入されていたのではないかと、勝手に推測しております。

 で、またお約束の現物合わせの切断と穴あけです。

 拡張カードパネルの1つ分をカットしなければ収まらなかったのですが、数えてみると まだ7つ分の拡張カードの取り付け穴が残っています。(°〇°;)

 Aptiva 2168-N71 の拡張カードパネルは、8個もカードを取り付けられたんですねー。しらなかったなー。 (・ω・)ノ


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I/Oパネルの製作と、取り付け

 I/Oパネルは、以前から購入してあった0.5mm厚のアルミ板で製作してみました。

 90度に曲げるのが、かなりてこずって、グニャグニャ・ペコペコになってしまいました。

 ここまで、バックパネルを切り刻んでしまうと、強度がかなり無くなって来ますよね!さすがに!

 電源、I/Oパネル、拡張カードパネルを全て取り付けて、なんとかもっている状態って感じです。

 I/Oパネルは、電源の受けにもなっているので、後日もう少し厚めのアルミ板で再チャレンジしてみようと思います。


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音声用特殊コネクターの取り外し

 シャーシを本体に戻す時に、問題がひとつ有ります。

 それは、シャーシ側と本体側に特殊なコネクターがあって、そのコネクター経由で、本体内部のアンプの電源と音声出力が供給されている事です。

 みねさんより譲っていただいたこの固体は、本体側のコネクターはありましたが、シャーシ側のものが欠品していました。

 しかも、こんなものが付いていると電源の取り付けで、本来の場所より4cmも上に付けてしまっているので、シャーシが本体に入りません。

 そこで、このコネクターを取り外し、しかも音声出力は直接スピーカーに繋げようと思います。

 コネクターをはずしました。

 黒いコネクターがシャーシ側に繋がる部分で、黄色いコネクターはアンプに繋がる電源と音声入力だと思います。

 コネクターは、ご覧のようなステーで固定されていました。

 しかもスポット溶接されていましたので、ドリルで溶接部分を削り取りました。

 もとの配線(上)はそのままにして、新たに(下)スピーカーに配線を半田付けしました。
そして、左右のスピーカーからきた線を、ステレオミニプラグに結線して
モニターコードの出ているところから、外部に出るようにしました。
こいつをサウンドカードに繋げる予定です。

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次のページへ続く

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